著者プロフィール
菅直人(1946年10月10日生まれ)は、2010年6月から2011年9月まで内閣総理大臣を務めた。また、菅は、副総理、財務大臣、厚生大臣、国家戦略担当大臣などを歴任した。
山口県のサラリーマンの息子として育った菅は、東京工業大学で物理学を学び、卒業後、特許事務所に勤務。
3回の落選を経て、1980年、小党であった社会民主連合から衆議院選挙に出馬して、当選。1990年代半ばには、自由民主党との連立内閣に厚生大臣として入閣。HIVウィルスに汚染された血液製剤をめぐるスキャンダルを暴き出して一躍有名となる。
その後、民主党の結党に参画しをリードし、2009年9月の選挙で自由民主党を倒し、政権交代に貢献した。民主党から内閣総理大臣となった鳩山由紀夫が辞職後、2010年に菅は内閣総理大臣となる。しかし、ねじれ国会、停滞する経済、そして肥大化する国家債務を引き継ぎ、震災福島原発事故の後6ヶ月で辞任に追い込まれることになった。
エイナウディ・センターについて
マリオ・エイナウディ国際学センターは、1961年、コーネル大学における世界の諸地域、諸国家、諸文化、諸言語について研究と教育を強化することを目的として設立された。1990センターの創立者で、政治学者であったマリオ・エイナウディの名が冠された。今日、センターには、特定地域の研究や特定テーマの研究をする数々のプログラムがある。また、講演シリーズ、学術会議などのイベントを組織するほか、教官及び学生に研究助成などの支援を提供し、様々な分野の研究者を集めて、複雑な国際問題に取り組んでいる。